南阿蘇村を知る

南阿蘇ってどんなところ?

南阿蘇村は、阿蘇カルデラの南部、阿蘇五岳と外輪山に囲まれた南郷谷に位置し、平成17年2月13日に旧熊本県阿蘇郡白水村、久木野村、長陽村の3村が合併して発足した新しい村です。環境省の「日本名水百選」に選定されている白川水源をはじめとする湧水群があり、「水の生まれる郷」として湧水が村民の暮らしに豊かな恩恵をもたらしています。
基本理念は村民中心のむらづくりで、目指すは、活力がありのどかで穏やかな、住みたい、住み続けたい「むら」であるとして、以下の3つのキーワード「K」の視点を大切に、むらづくりに取り組んでいます。

「暮らし」とは、「むら」ならではの暮らしを実現することです。大自然の中で、子どもがすくすくと元気に育ち、お年寄りは生き生きと健康であり、安心・安全な生活基盤がある。そんな、すべての村民が幸せを感じられる暮らしの実現を目指しています。「環境」とは村民すべてが誇りとする「水」と、古来より先人が営々として守り伝えてきた雄大な景観に代表される自然の魅力です。村として、環境にやさしい暮らしの実現、資源の生産から再生可能エネルギーの創出までを地域で循環するモデルの検討など、環境立村を目指しています。その環境を活かして、「活力」を生み出そうというものです。

南阿蘇村の「人」

南阿蘇村で生まれ育った人、南阿蘇村に魅せられて移住した人、縁があって住み始めた人・・・理由は人それぞれですが、季節ごとに移りゆく田園風景や伝統文化、新たな魅力はここに暮らしている一人ひとりが受け継ぎ、つくりだしています。この度、豊かな自然と人とのつながりの中で暮らし、村を次世代へとつないでいる人にスポットを当てて紹介する「村人図鑑」を発行しましたので、どうぞご覧ください。

「移住手帖」と「移住の手引き」の活用について

本村は、移住を検討されている方等に、南阿蘇村を知る第一歩としていただくため、「南阿蘇村移住手帖」と「南阿蘇村移住の手引き」を作成しました。「南阿蘇村移住手帖」には、日頃の生活の中で村民が利用している店舗や学校の情報などを載せた南阿蘇村MAPを掲載しており、また南阿蘇村での暮らしのイメージやアクセスマップについても掲載しています。「南阿蘇村移住の手引き」は、南阿蘇村のイメージキャラクターである「かなばあちゃん」の案内のもと、暮らし方について、区費・区役、集落での催事、子ども会などの組織、ご近所との付き合い方など様々なことを紹介しています。南阿蘇村での暮らしがスムーズにスタートできるように、ぜひご活用ください。
   

行政区について

南阿蘇村行政区地図(PDF)

村内には37の行政区があり、区費や区役、行事などは様々です。以下に各区ごとの情報をまとめていますので、南阿蘇村での暮らしの参考にしてみてください。情報は随時更新します。(各地区の画像をクリックするとPDFファイルが展開します。)

地域のルール

地域全体に関わるルールについてまとめました。こちらをクリック。

白水地区この地区の空き家はこちら 空き地はこちら

久木野地区この地区の空き家はこちら 空き地はこちら

長陽地区この地区の空き家はこちら 空き地はこちら

村の一押しポイント

「人と自然が共存する、みんなの故郷(ふるさと)、南阿蘇村」
ここは、水の生まれる郷。
阿蘇山を望む見晴らしの良い風景、多彩な泉質を持つ温泉、
白川水源をはじめとする湧水群、
世界遺産にも認定された自然環境、
美しい水で育った農作物…

その中で暮らす人々との心と心のつながりを実感できる村です。

南阿蘇村湧水群

南阿蘇村には、環境省、熊本県の「名水百選」に選定された湧水地が数多く点在し、その多くは今も飲用や生活用水、田畑を潤す農業用水として利用されています。観光地として多くの観光客が訪れる白川水源、熊本地震の影響で一時期枯渇したものの復活した塩井社水源、子宝に恵まれる言い伝えが残る明神池名水公園など、それぞれの湧水地が長い歴史を持っています。どれも地元住民から大切にされており、お祭りや保全活動が行われています。湧水が流れ込む川ではホタルが飛ぶ様子も見ることができます。

一心行の大桜

桜と菜の花のコントラストが美しい南阿蘇の桜の名所「一心行の大桜」

樹齢400年余り、樹高14m、枝張り東西21.3m、南北26m幹周り7.35mの大桜で、菜の花畑との コントラストが美しい。ウォーカープラスの全国お花見 1000景「九州・沖縄の人気お花見スポットランキング」や、「九州・沖縄の行ってみたい桜名所ランキング」で第1位になった人気の桜の名所です。 開花期間中には屋台などが並ぶ祭りが開催され、満開から3日間は夜のライトアップも行われます。

温泉

村内の温泉施設は温泉を楽しむだけでなく、住民同士のコミュニケーションの場としても親しまれています。湯船に浸かればお友達と出会い、「おっ!○○さん!」と会話が弾むのも南阿蘇村ならではです。熊本地震の影響で休業、廃業している施設もありますが、南阿蘇村の温泉文化はこの先もずっと続くでしょう。

主なイベント

南阿蘇村では、年間を通じて魅力あふれるさまざまなイベントや行事が開催されています。こちらでは、伝統文化をつないでいく地域のお祭りや、自然を堪能できるイベントを紹介します。

あそ望の郷くぎの夏祭り

阿蘇山を一望できる道の駅「あそ望の郷くぎの」で夏祭り

地元南阿蘇の出店や屋台が並び、ステージでもライブや抽選会、浴衣コンテストなどが行われ、クライマックスには花火が打ちあがります。また、会場の「道の駅あそ望の郷くぎの」は、阿蘇山を一望できる景観で、南阿蘇村の中心的な観光施設です。

どんどや

無病息災と五穀豊穣を祈る小正月の行事

小正月の行事で、お正月で使用した松飾や注連縄(しめなわ)、書初め、お餅を各家庭から持ち寄り、今年一年の無病息災と五穀豊穣を祈って燃やします。 幾重にもなった竹がパチパチと燃える様子は迫力たっぷりで、子どもから大人までが集まり楽しむ冬の風物詩となっています。

南阿蘇村・紅葉トレッキング「山コン」

毎年11月3日(祝)に南阿蘇村で開催。トレッキングや薪割り、たき火などのアクティビティを行ないながら男女の交流をはかる「山コン」。男女40名ずつの定員に対し県内外から数倍もの申し込みがある人気イベントで、カップル成立率が高く、第1回は16組、第2回は10組、第3回は19組のカップルが誕生しました。現在まで5回開催されていますが、このイベントによって結婚したカップルはなんと10組以上にのぼります。

阿蘇ロックフェスティバル


撮影:宇宙大使☆スター
©阿蘇ロックフェスティバル

長野阿蘇神社 秋季大祭「長野岩戸神楽」

南阿蘇村長野地区の長野阿蘇神社の神楽殿では、300年以上の歴史を持つ「長野岩戸神楽」が五穀豊穣の願いを込めて春と秋の例祭で奉納されています。「長野岩戸神楽」は国選択無形文化財の指定を受けている伝統芸能となっており、現在は33座受け継がれ、毎年約10座行われています。祭りの見どころ「天王注連(てんのうしめ)」は圧巻で、10メートルを超す青竹を登り、天孫降臨の場面を表します。