移住者インタビューvol.9

2021.03.09

村田寿政さんご夫妻

関東在住の頃、東日本大震災を経験した際に「生きることに直結した仕事をしたい」と考えるようになり、グラフィックデザイナー・看護師から研修期間を経て夫婦で新規就農。移住後、何もかも変わった暮らしをどう感じているのでしょうか。

移住前について

住まいの探し方

当時は空き家バンク制度もなく、役場へ相談しても紹介できる住宅がないということだったため、不動産業者などから探しました。最終的に農業研修先の方からの紹介で、転居3週間前にやっと住居が見つかりました。

移住に向けて準備したこと

貯金と情報収集。農業の学校にも1年間、週末に通いました。あとは手作りの自己紹介カードと引っ越しの挨拶用の粗品を用意して30軒くらい挨拶に回りました。

移住後について

移住して変化したもの

・脱ペーパードライバー
【狭くて勾配のある道を運転することになるので練習しておきましょう!】
・食生活
・地域とのつながり

理想の暮らしのためにやっていること

地域の方との関わりを大切にする・分からないことは積極的に聞くことです。

南阿蘇村について

南阿蘇の就農環境は?

例えば、就農希望者用に田畑とセットになったお試し住居や空き家物件があると、就農希望者が来やすくなると思います。

一日の生活について

ある日のタイムスケジュール

【冬場】

07:30 朝食
08:00 出荷準備・配達等
11:00 畑作業
12:00 昼食
13:00 収穫作業・畑作業
18:00 夕食
19:00 出荷準備
23:00 就寝 

インタビューしてみての感想

新規就農を目指してから開園するまで4年ほど掛かったとのことで、結果だけ聞くと遠い道のりのように思えますが、「どのような農業をしたいのか、しっかりと移住後の暮らしを想い描いて準備できたから良かった。」と振り返っています。南阿蘇村では農政課の窓口の他に就農についての相談会等のイベントも実施しているので、まずは情報を集めて関係者と直接お話ししてみるといいと思います。

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