村のこと
明神池名水公園
湧水地は広さ752平方メートル
湧水地は広さ752平方メートル南阿蘇村のほぼ中央に位置する湧水地は広さ752平方メートルあり、毎分2トンの水がいたるところから湧いています。もともと5070平方メートルもある湖だったが昭和28年の大水害のため公園整備がされ今の大きさになりました。そのころは水が満ちて遠くの南外輪山が借景となり景勝の地としてしられ、今でも景観がよく公園の空き地からは電車を見ながらデイキャンプを楽しむ人の姿もみられます。
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これにまつわる話として、「昔当地区に吉田城があり城主には子がなく、この水源で身を清め、境内にある誕生石に願いをかけられたところ、子宝に恵まれました。しかし、産後の肥立ちが思わしくなく乳が足りず、日に日に痩せ細る子どもたちに困り果てた奥方は、境内にあるイチョウの木に乳房のように垂れ下がっている気根を撫でられたその日から病気も回復し、乳の出も良くなり、それ以来現在もなお、婦人の参拝する信仰が残っている」と言われています。
現在も地域の保存会の方たちが年に2~3回清掃活動を行っており、周囲の草や木を掃除するだけでなく、池の水を抜いて水草を取ったりなど丁寧な作業を行い湧水地を大切に守っています。